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【福井県】「中秋の名月 観月会」福井市立郷土歴史博物館

目次

こんにちは!福井県出身・在住の福井テレビリポーターで、各種司会、講師などの活動をしています土井梨津子です。
つい、この前まで半そでで過ごしていたのに、すっかりと秋めいてきました。
福井県の紅葉の見ごろはもう少し先ですが、みなさんの県ではどうですか?

今日は、神秘的なお月見会についてご紹介します。

 

 

今年の「中秋の名月」は、10月1日でしたね。
中秋の名月とは、月が最も美しく見ることのできる日のことを言います。

私の住む福井県越前市は、「月見町(つきみちょう)」という名前の町があるほど、月を見るのに適している場所と言われいています。

そこで、今回はこんなイベントに参加していきました。
「中秋の名月 観月会」at 福井市立郷土歴史博物館

この博物館は、福井県の歴史上の人物の展示をおこなったり、福井県の歴史を学べる場所です。
様々なイベントも行っています。

※福井県立歴史博物館内の橋本佐内の銅像と土井

 

 

 

福井県はお月見名所!?

そして今回の観月会は、福井駅前「ハピリン」の5階にある、プラネタリウム「セーレンプラネット」とコラボレーションしたイベントです。

※観月会のポスターと土井

歴史博物館の館長に、「月」についての話を聞きました。
日本で月見が始まったのは奈良時代だそうです。
その後の平安時代には、月の美しさを情緒的に描いた文学作品が多く生まれたそうです。(万葉集など)

今の年号「令和」も万葉集から付けられたことは有名ですよね。
時代が進むと、収穫祭として月見が行われ、初物の野菜や団子を月に備えるようになったそうです。
地域によっては、お赤飯を焚いたり、名月の夜に綱引きをするところもあるようです。
福井県内は、美しい月が見られる場所が多くありますが、中でも福井県敦賀市(つるがし)は、とても有名です。
あの松尾芭蕉も「おくの細道」のなかで敦賀の気比(けひ)から見た月をうたっています。

「月清し 遊行のもてる砂の上」

松尾芭蕉は、敦賀で中秋の名月を愛でることをとても楽しみにしていたようです。

館長からの歴史の話をきいたあと、いよいよお月見です。

 

 

 

まぶしすぎてうっとり

いよいよお月見!その日は、快晴で雲一つない、夜空でした。星も輝き、月がさらに美しく夜空を照らしています。

 

セーレンプラネットのとっても大きな望遠鏡で月を覗きます。覗いたときの月の明るさにびっくり。

 

普段、空を見上げてみる月は、光っているというより、静かにそこにあり、周りにある星の方がきらきら輝いていると思っていたのですが、望遠鏡に顔を近づけるまえから、その明るさがわかるくらい、とてもきれいに輝いていました。
初めて望遠鏡でみる月は、写真で見たそのままの姿です。

※セーレンの望遠鏡をのぞく土井 写真の右端に移るのが月

※望遠鏡をのぞいて一眼レフで撮った月

一眼レフで撮ると、クレーターまでくっきり。

セーレンのスタッフさんの解説付きです。5円玉をかざすと、5円玉の穴にぴったり。
多くの参加者は、何度も月を覗いでそのたびに歓声を上げていました。

 

 

見上げてみましょう

このように、普段忙しく、ゆっくり夜空を見上げることはしませんが、足を止めて月を見上げてみると、想像以上の美しさにハッとさせられます。
時代が変わっても、月は変わらず空で輝いています。

※望遠鏡をのぞいてスマホで撮影した月

これからますます秋も深まり、自然という芸術が美しくなる季節になります。
みなさんも忙しい中でも、季節を肌で感じてみてください。

「月みるんやったら、福井県がいいさけ、いっぺんきとっけの」福井弁です。(月を見るなら、福井県がよいので一度来てみてね)

 

 

アナウンサー紹介

特技:最後までノー台本 ミス福井準グランプリ モデル・タレントとしても活動中です。クラインアントからのご指名も多数いただき、イベント・式典・神事等幅広い分野の進行が可能です。「把握力ストレッチ」でみなさんの人生を豊かにすることを目的に講師としても活動中です。言葉の力で皆さんの心をぽかぽかにします。