2020.12.22
みなさん、こんにちは。
福井県出身在住の福井テレビリポーターで、各種司会、把握力ストレッチ講師としても活動中の土井梨津子です。
あっという間に秋が終わり、もう師走です。
みなさんお元気ですか?
今回みなさんにご紹介するのは、絵にかいたような結婚式です。
ブライダルシーズン
“ジューンブライド”6月の花嫁という言葉は、みなさん聞いたことがあると思います。
6月に結婚した花嫁は幸せになれるという海外の言い伝えです。
日本では、6月というとちょうど梅雨の時期。
せっかくの結婚式が雨!
なんていうのは、残念ですよね。
暑くもなく、寒くもない色どりが豊な秋が、日本のブライダルではトップシーズンになります。
毎年50本以上、披露宴の司会のご依頼をいただいています。
十人十色で、世界に一つとして同じ結婚式、披露宴はありません。
司会をするたびに、初々しい新郎新婦の姿に、私自身も初心に戻ることができます。
ただ、今年は、新型コロナの影響で、予定していた結婚式を延期や、中止をされた方がとても多いですね。
一生に一度の、晴れの日を泣く泣く断念する新郎新婦の気持ちを思うと、胸が苦しくなりますが、来られるゲストや、関わる方の安全を考慮した、勇気ある決断だと思います。
人生の節目を、大人数で会食を交えてお披露目するのは、今は難しいけど、大切なご両親に見守られ、愛を誓い合いたい!そんな二人のために、新しいスタイルの結婚式はいかがですか?
何度か記事にも書いていますが、福井駅前に新しい憩いの場「ハピリン」があります。
ハピリンでは、天気に左右されることなくイベントができる「ハピテラス」を始め、館内には、福井の名産やおみやげ物、伝統工芸品がずらりと並んでいます。
その上の階にある、「セーレンプラネット」は、福井県が世界に誇る、繊維会社の「セーレン」運営するドーム型のプラネタリウムです。
星をテーマに朗読会や、演奏会などが開催されており、子供から大人まで大人気のスポットです。
その、プラネタリウムに映し出される満点の星空の元で永遠の愛を誓いました。
新しい結婚式の誕生です。
写真:スクリーンに映し出された満月の下で誓いのキスをする新郎新婦
司会の仕事と結婚式
司会という仕事は 「マスターオブセレモニー」というように、式典を指揮する仕事です。私が司会をする際に、大事にしていることは、お客様に寄り添い、徹底的にヒアリングをすることです。
特に結婚式は、人生の中でも一大イベント。
生まれたときからのエピソードを細かく引き出します。
子供の頃の思い出は?
ご両親はどんな方?このような聞き方をしてもなかなか答えることはできませんが、ヒアリングの中のあるきっかけで、思い出がどんどんよみがえってきます。
プラネタリウムで人前式。
これまで育ててくれたご両親に見守られ、永遠の愛を誓いました。
写真:家族が見守る中、結婚指輪を送り合う二人
変わった結婚式
お二人のプロフィールを紹介する際に、生まれた日の星空を映し出します。
雄大な星空を眺めながら、生まれたとき、子供の頃の気持ちを思い出し、涙されていました。
そして、新郎新婦お互いに手紙を交換し、想いを伝えあいます。
普段は恥ずかしくて言えない気持ちを伝え合い、絆をさらに強くしたお二人でした。
永遠の愛を誓いあったお二人と記念撮影。入場前は緊張していたお二人ですが、その表情は感動の表情に、そして幸せ溢れる表情です。
写真:大きな拍手をいただき、夫婦として承認された二人
これからも
このように、多様化が進む今の時代に、形にとらわれずに、幸せの形はもちろん結婚式のスタイルも変わっていくと思います。
新郎新婦とご家族の新しい記念日に、幸せのお手伝いをしているつもりが、逆に私の方がたくさんの幸せをもらっています。
写真:幸せを噛みしめ見つめ合う二人
これからも、ずっと続けていきたい仕事の一つです。
写真:挙式を終えた新郎新婦と愛息子 司会の土井
※地方の結婚式豆知識※
福井県では、昔新婦を迎え入れる新郎の自宅二階から盛大にお饅頭まきを行い、結婚することを近所の方に知らせたそうです。現代では、なかなか目することはありませんが、ご近所の方に紅白まんじゅうを配るのはその名残を言われています(諸説あり)
最近では結婚式場でお饅頭まきをするところもありますね!とっても盛り上がるのでお勧めですよ。
みなさんの住む地域では、結婚式の変わった風習はありますか?教えてください。
福井の結婚式は、派手やって有名やけど、みんながぬくとなるいい結婚式なんや
福井県にいっぺん遊びにきとっけの
(福井県の結婚式は、派手なことで有名だけどみなさんが温かくなる結婚式です。福井県に一度遊びに来てね)