2020.12.06
こんにちは。
山口県出身・山口県在住のフリーアナウンサー、池田モトです。
NHK秋田放送局やNHK山口放送局でキャスター・リポーターを務めてきた私が、故郷の山口県、ときどき秋田県の魅力について発信しています。
この記事では前回の記事『山口県の伝統素材を見て、触れて。自分だけのやまぐち素材のコサージュ」を作ろう!~前編~』でご紹介した「山口県の伝統素材」を使ったコサージュ作りのワークショップの続きをお伝えします。
山口の伝統素材が詰まったコサージュ!伝統素材その3~国宝にも使用!桧皮(ひわだ)~
前回の記事では徳地和紙と大内塗で作ったお花が完成するところまでお伝えしました。(ここまでの工程もぜひ見てほしいです!前編はこちらから♪)
このお花に、ある伝統素材で作った飾りを添え、コサージュに仕上げていきます。
その伝統素材とは…桧皮(ひわだ)というヒノキの樹皮です。
桧皮は樹齢80年以上の立木から採取され、山口市にある国宝・瑠璃光寺五重塔の屋根などにも使われている日本伝統の素材です。
その端材を利用した飾りは、自然のカールやウェーブも活用して作っているので、いろいろな表情・動きのものがあってこの飾りで完成したコサージュの印象も全然変わります。
何本もある中から選べるとあって、これもまたまた悩むところ。
和紙のお花に選んだ桧皮の飾りとコサージュの金具をつけ、整えれば、コサージュの完成です!
ついに完成。世界に1つ、私だけの「やまぐち素材のコサージュ」
悩んで選んだ伝統素材たちで作った世界に1つだけのコサージュがこちら。
とーってもかわいいでしょ?
実際に体験して、手順もとても簡単だったのでお子さんも楽しめると思いました。
開催場所の「アトリエひわだや」はインテリアもおしゃれなので、室内のいろいろな場所で作ったコサージュを記念撮影する方も多いそうです♪
おしゃれな場所、和やかな温かい雰囲気で伝統素材に触れながら丁寧に手仕事する時間は、慌ただしい日常を少しだけ忘れ、ゆったりとリフレッシュできる時間になりました。
新たに仲間入り!伝統工芸品「萩焼」で作った特注ビーズが可愛すぎる
実はこのコサージュのワークショップに、11月末から新たにもう1つ山口の伝統素材のパーツが加わりました。
それが和紙の花の中心に使う「萩焼」のビーズです。
萩焼は400年以上の歴史があり、これもまた国の伝統工芸品に指定されています。
萩焼はざっくりとした焼き締まりの少ない陶土を用いた、独特の柔らかな風合いが特徴。
取材に伺ったときは公開前でしたが、一足早く特別に見せてもらいました。
山口萩焼作家Yamato’s galleryの大和猛さんがひとつひとつ丁寧に成形し、釉薬をかけ焼き上げた特注品。
はっきりした色の大内塗の木玉(写真左)とはまた違い淡いピンク色でサイズも大きめ(写真右)。
コサージュの雰囲気も全く違いますよね。
花の中心を大内塗の木玉か萩焼のビーズにするか…どちらも可愛くて悩みの種が増えちゃいます!(後日、ちゃっかり萩焼のビーズバージョンのコサージュ作りに行きました。笑)
おわりに
このワークショップ、始まりは3年程前。
有限会社ひわだや・専務取締役の佐々木綾子さんと講師を務める沓野優紀さんで試行錯誤しながら現在の形に辿り着きました。
今年の新型コロナウイルス感染拡大は、一度立ち止まり、自分たちのやってきたことを改めて見直す機会になったと前向きにとらえてらっしゃいました。
また、新型コロナウイルス終息後の観光振興に繋げる目的で、山口県観光連盟と山口県が実施する「観光プロダクト造成促進加速化事業補助金」なども活用し、新たなスタートを切ることができたといいます。
山口にお越しの際は皆さんもぜひ体験してみてくださいね。
ワークショップはコサージュづくりの他に季節のナチュラルリースづくりもありますよ。
体験プランの予約サイト「アソビュー!」で申し込むと50%(2月28日まで/中国・四国・九州在住者限定)で体験できるクーポンも発行されています。
「アトリエひわだや」やワークショップの予約・詳細については、
公式サイト(http://www.hiwadaya.com/wa-space)をご覧ください♪