トップ

よんなな プロジェクト

よんなな プロジェクト詳細

舞台は港町 映画「海の色は夢のつづき」が完成【静岡県】

目次

静岡県出身、NHK静岡放送局でキャスターをしていました大下佳菜です。
ふるさと、静岡県を舞台にした新しい映画が完成しました。タイトルは「海の色は夢のつづき」。
キャスト、監督、スタッフは静岡にゆかりのある人が集まり、撮影のほとんどを静岡県で行った『静岡づくし』の映画なんです!

静岡を舞台にした映画が完成!

 映画「海の色は夢のつづき」は、静岡県の港町を舞台に繰り広げられる物語。水産加工業者の後継者が、夢と責任の間で揺れ動きながら自分らしい生き方を見つける姿を描いていて、港町の風景や美しい海中映像も見どころです。

私も一足先に拝見しましたが、海中映像の美しさがとても印象に残っています。そして取材で訪れたことのある景色が映っていたり、方言やご当地シャツも出てきたりして『ふるさと静岡』を感じることができました。
主人公が夫婦や家族の関係、故郷に帰ること、大人になってもやりたいことなどに葛藤する姿を見ながら、登場人物それぞれに感情移入しながら楽しみました。

静岡にゆかりのあるメンバーが集結

 主演は、静岡県焼津市出身で在住の長谷川直紀さん。共同脚本・プロデューサーを務めています。監督・共同脚本は、浜松市出身の南あさひさん。カメラ、美術、音楽、振付、海中写真など静岡にゆかりのあるスタッフが集まりました。昨年7月、静岡県焼津市と浜松市、そして伊豆を中心に万全の感染対策をしながら撮影をしたそうです。

撮影は、焼津市役所の庁舎で行われたり、浜松市のフィルムコミッションの協力をのもとエキストラが参加したりと地元の人もスタッフとして参加し、企画を始めてからおよそ1年半で映画が完成しました。

移住、そして映画作り

 「静岡を舞台にした映画を作りたかった!」
そう話してくださったのは、ヒロインを務めた永楠あゆ美さんです。先日インタビューをさせていただきました。
ヒロインを務めた永楠あゆ美さん
永楠さんは、宝塚歌劇団宙組の月映樹茉として活動し、退団後は俳優として舞台や映像作品に活動の場を広げています。主演を務めた長谷川直紀さんとはご夫婦で、2年前、コロナ禍で仕事が激減したことから夫の出身地である静岡県焼津市へ移住した永楠さん。
「映画を作ろうと思っている。」
と地元の方に話したところ、
「やってみたら?面白そう!」
と背中を押してもらったところから始まったそうです。企画から監督やスタッフへの声かけ、編集など全て自分たちで行い、助成金やクラウドファンディングを利用して制作しました。
インタビューの中で、
「私は舞台の出身なので映画は初心者で、手探りでした。皆さんに助けてもらってできた映画なんです。」
と、当時を振り返りながら笑顔で話す様子が印象的でした。
見どころは、
「焼津の伝統あるなまり節工場の雰囲気と静岡の海中の美しさ。映像美とそれを後押しする映画音楽の魅力も注目してほしい。」
とお話ししてくださいました。

静岡・浜松で上映会

映画「海の色は夢のつづき」
 映画「海の色は夢のつづき」は上映会が予定されていて、7月30日(土)に静岡シネ・ギャラリー、8月11日に浜松シネマイーラで行われます。
映画館のスクリーンで見る伊豆の海は綺麗なんだろうなぁ。
https://umiyume.com

アナウンサー紹介

NHK長野放送局、NHK静岡放送局でキャスターを9年務める。ニュース、中継、リポーター、ラジオパーソナリティなど幅広く経験。好きな仕事はロケハン(ロケーションハンティング)!各地を訪ね歩き魅力を探して伝えるコーナーを担当し、紹介した市町村は95。「恋をするように取材をする」がモットー。旅・グルメ・体験リポートが得意。出身はお茶畑が広がる静岡県。また中学生の時に台湾で過ごし台湾茶に触れたことからお茶の魅力に引き込まれる。趣味はミュージカル鑑賞。0歳児の育児に奮闘中!