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47 PROJECT 47発信プロジェクト

東京五輪を前に、ぜひ一度。

2020年の東京五輪を前に、

少し目を向けてもらえたらな……と思っていることがあります。

それは、広島とカンボジアの繋がりについてです。

 

広島では、1994年にアジア競技大会が行われました。

私も、小学生の時、近くのスポーツセンターに卓球を見に行ったのを覚えています。

その当時、広島で広がった一館一国運動。

発展途上のアジア国も多い中、

広島の一つの公民館が一つの国を支援し

全ての国が大会に参加できるようにしようという動きです。

 

内戦終結からまだ間もないカンボジアを支援した方たちの中には、1人の被爆者がいました。

「戦禍の苦しみを知る広島だからこそ、内戦から立ち上がるカンボジアを救えるのでは?」

 

大会でのサポートは、ほんの一部。

その後も、カンボジアの復興を支えようと、10年をかけて寄付金が集められ、

カンボジアの首都・プノンペンには

『ひろしまハウス』という教育支援施設が建てられました。

 

 

 

その施設では、貧しくて学校に行けない現地の子供たちが、

無料で授業を受け、給食を食べることができます。

今は、約30人の子供たちが通っています。

アジア大会から二十数年がたった今も、広島とカンボジアは繋がっているのです。

 

 

 

実は今、私、久保田は、カンボジアの現状を伝える活動をしていて、

このハウスにも毎年行っています。

(カンボジアと久保田については、別の機会で詳しくお話させてください)

 

 

 

 

現地で話を聞くと、カンボジアの教育環境は決して良いとはいえません。

子供の教育よりも親の仕事の手伝いが優先されていたり、

教育を受けていない人が指導者として教壇に立っていたり、

教育現場であっても、賄賂によって物事が動いていたり……。

それでも、子供たちは学ぼうと必死なのです。

学ばなければ、就職することができず、

今の貧しい生活から抜け出すことはできないとちゃんとわかっているのです。

子供たちにとって、『ひろしまハウス』は大切な学び舎なのです。

しかし、今、『ひろしまハウス』は存続の危機を迎えています。

これまで運営は、支援者の寄付で成り立っていましたが、

その資金は9月で底を尽きるというのです。

『ひろしまハウス』がなくなれば、子供たちは学ぶ場をなくしてしまいます。

 

1つのスポーツイベントが広島とカンボジアの繋がりを生み、

二十数年がたった今も続いているということ、

誇るべき一つの歴史として多くの人に知ってもらいたいと思います。

また、その繋がりが途絶えるかもしれないという危機に直面していることも

同時に知ってほしいのです。

 

2020年の東京五輪に向けて様々ものが動き出しますが、

これまでの広島の歴史を振り返る良いきっかけにもなると、

いえ……良いきっかけにしてほしいと、ひっそり願っています。

 

 

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久保田 夏菜 
 久保田 夏菜