トップ

よんなな プロジェクト

よんなな プロジェクト詳細

【石川県】和菓子で新年を占う?新春を祝う金沢の甘い伝統文化

目次

こんにちは!石川県在住のフリーアナウンサー・多賀祐子です。2022年も47発信プロジェクトを通して、皆さんが石川県に今すぐ遊びに行きたくなるような魅力をたくさん発信していきます。よろしくお願いいたします。
さて、皆さんの地域ではお正月にどんな菓子を食べますか?和菓子王国・金沢では、お正月に家族で食べる和菓子があるんです。金沢からあま~い迎春をお届けします。

加賀藩時代から伝わる菓子文化

藩政時代から続く和菓子文化
写真提供:金沢市

 そもそもなぜ金沢は和菓子王国なのでしょうか。それは、藩政期に遡ります。加賀藩の時代からお茶が盛んだった金沢では、お茶にそえる和菓子が発展しました。他にも、金沢には寺社仏閣が多く、信仰心が厚いため、お供え物文化が発達したことも挙げられます。おもてなしの文化が根強いことも、菓子文化が廃れなかった理由かもしれません。現在でも、桃の節句には『金花糖』、結婚祝いには『五色生菓子』、安産祈願には『ころころ餅』など、祝い事や季節の行事には必ず和菓子を食べたり、贈ったりしています。

正月の祝い菓子・福梅

金沢の正月菓子・福梅
写真提供:金沢市

 そんな和菓子の伝統文化が続く金沢で、お正月に欠かせない祝い菓子の一つが『福梅』です。梅の形をした紅白のもなかで、中に餡が入っています。梅の型をしている理由には諸説あるそうですが、よく耳にするのは、加賀藩・前田家の家紋『剣梅鉢」』をモチーフにしたという説です。淡い色と上品な見た目で、春の訪れを優しく告げてくれるような和菓子です。店ごとに微妙に見た目の発色や中の餡が違うので、福梅の食べ比べをするのも楽しそうです。私がいただいた福梅は金沢市にある越山甘清堂のもので、米飴で練られたねっとりとした甘さ控えめの餡に、さくっと軽いもなかとの相性は抜群!もう一つ、と手が伸びる美味しさでした。

新春の運勢を占う縁起菓子・辻占

 もう一つご紹介する正月ならではの菓子は『辻占(つじうら)』です。
金沢の縁起菓子・辻占ピンクに緑、黄色に着色され花びらのように可愛らしいこちらは、なんとおみくじを包んだ縁起菓子なんです。フォーチュンクッキーの和菓子版、といったところでしょうか。皮をそっと割ると出てくる小さな紙には、縁起のいい言葉やことわざなどが書かれています。1つだけ選ぶのもよし、3個取って言葉合わせを楽しむ遊び方もあります。私は3つ選んでみました。結果は…
「あいたい 見たい」「いまさら いやとは」「せくにおよばん」
ちょっぴり難しい言葉も出てくるので、みんなで言葉の意味を調べたり、出てくる言葉によっては心の内を引き出すチャンスにもなったりと、新年早々盛り上がること間違いなしです。

金沢が誇る和菓子をぜひご自宅で

 いかがでしたか?金沢の正月の楽しみ方を、少しでも感じていただけたでしょうか。
今回私が購入した越山甘清堂にはオンラインショップもあり、ネットで福梅を購入することができます。冬限定の和菓子ですので、気になる方はお早めにチェックして下さいね。今後も、金沢が誇る美しい季節の伝統菓子についてご紹介できればと思います。お楽しみに!

【越山甘清堂のオンラインショップはこちら

アナウンサー紹介

9年間務めた金沢ケーブルでは、生放送の情報番組や通販番組のMCを担当。自社制作アニメ番組の主題歌を歌うなど歌手デビューも。石川県内すべての民放局とNHKの番組でリポーターを経験。ナレーションが得意でCM100本以上を担当。芸能プロダクションで発声滑舌レッスンの指導、親子のコミュニケーション力を高めるマザーズコーチングスクールのマザーズティーチャー、表現力を磨くファミリースピーチアカデミーの講師、お菓子教室の先生など講師業にも力を入れている。2児の母で小学校PTA会長。