トップ

よんなな プロジェクト

よんなな プロジェクト詳細

証書も花も!石川尽くしの卒業式【石川県】

目次

 こんにちは!石川県在住、フリーアナウンサー兼PTA会長の多賀祐子です。巣立ちのシーズンですね。ご卒園、ご卒業された皆様、おめでとうございます。私の息子も、先日無事に小学校を卒業しました。
まさか我が子の卒業式で祝辞を読む日が来るとは思いませんでしたが、6年間の成長を見てきた児童を前に、心を込めて祝辞を贈りました。
そんな卒業式でいただいた卒業祝いの品には、石川県らしさが詰まっていました。

卒業証書は伝統の手漉き和紙

 いただいた卒業証書は和紙製なので、くるくる巻いて筒に入れるタイプではありません。校長先生に伺ったところ、おそらく金沢の二俣和紙製だろう、とのことです。

 同じ金沢市にある医王山小学校では、6年生自ら二俣和紙作りを体験し、自分の卒業証書の紙すきを行っているそうです。
 能登地区でも同様に、能登町内の全中学校で、3年生が久田(きゅうでん)和紙による卒業証書づくりを行っています。加賀地区の川北町の小中学校では、加賀雁皮紙が卒業証書に使われています。伝統の手漉き和紙の文化が各地区に残っている、石川県らしい卒業証書をもらえる学校が多いのです。

卒業花は県産フリージア「エアリーフローラ」

 卒業記念にいただいた花は、県産フリージア「エアリーフローラ」です。

 生産者や農業団体、県などで構成するエアリーフローラプロモーション実行委員会が、県内の小学校210校、約9600名の卒業生に対し、「百万石の極み」 認定品目のエアリーフローラを贈りました。エアリーフローラは、県が8年の歳月をかけて開発した新品種で、11色ものカラーバリエーションが特徴です。エアリーフローラのキャッチフレーズは「旅立ちを祝う花」、花言葉は「希望」。卒業生の門出にふさわしい、とっても可愛らしい花です。

胸元には児童手作りの水引ブローチ

 我が子が通う学校では、講師の方から教えていただきながら、水引細工でコサージュを制作しました。これはPTAからのプレゼントの一つです。加賀水引細工は石川県の伝統工芸なので、子どもたちは社会の授業でも学んでいます。長い歴史を持つ水引で素敵な作品を仕上げ、卒業式当日は全員制服の胸元に着けて出席しました。

 卒業式には、伝統工芸や特産品を使ってふるさとを感じられる工夫がされているということが分かりましたが、みなさんの地域はいかがでしょうか?ふるさとのよさを再認識する機会ともなった卒業式。希望を胸に、新たなステージへと大きく羽ばたいてくださいね。

アナウンサー紹介

9年間務めた金沢ケーブルでは、生放送の情報番組や通販番組のMCを担当。自社制作アニメ番組の主題歌を歌うなど歌手デビューも。石川県内すべての民放局とNHKの番組でリポーターを経験。企業動画やCMナレーションが得意でこれまで180作以上を担当。芸能プロダクションで発声滑舌レッスンの指導、親子のコミュニケーション力を高めるマザーズコーチングスクールのマザーズティーチャー、表現力を磨くファミリースピーチアカデミーの講師、お菓子教室の先生など講師業にも力を入れている。2児の母で小学校PTA会長。