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コロナ禍で注目のオンラインフィットネス!著名トレーナーを起用した仕掛け人

目次

 

2005年、自宅で気軽に出来る短期集中型フィットネスとして社会的ブームを巻き起こした「ビリーズブートキャンプ」。当時、入隊した方も多いのではないでしょうか。
そんな「ビリーズブートキャンプ」が去年、令和版と銘打って約15年振りに私たちの前に帰ってきました。この「令和版 ビリーズブートキャンプ」をオンラインで独占配信しているのが、フィットネス動画のオンラインサービスを手掛ける株式会社LEAN BODY。
制作コンテンツには、ヨガやピラティス、ストレッチ、ダンス、トレーニングなど幅広いジャンルとプログラムがあり、テレビやパソコン、スマートフォンやタブレットから気軽にレッスンを受けることが出来ます。会社を率いるのは、20代前半で会社を立ち上げ、ご自身も体を動かすのが大好きだという中山善貴代表取締役。
日本のフィットネス人口を増やしたいと奔走する中山社長にインタビューさせて頂きました。

leanbody中山善貴代表取締役

【聞き手・服部由佳 (女子アナ47 元NHK岡山放送局キャスター】

日本のフィットネス人口を増やしたい!キッカケは?

―会社を設立されて今月で6周年だと伺いました。立ち上げのきっかけを教えて下さい。

 初めてコンテンツをリリースした時、海外でオンラインフィットネスがすごく流行っていて、日本でもいずれこの流れは来るだろうと思っていました。
日本は海外(スウェーデン、ノルウェー、アメリカなどがフィットネス人口20パーセント近い)に比べてジムの数が少なく、値段も2倍近く高いんです。海外では1000円で通えるジムもあるんですよ。
そういった価格的な部分と、近くにジムがなくてフィットネスをやりたいんだけどハードルが高いと感じている方々が多くいらっしゃるなと思ったんです。
そこで、オンラインだといつでもどこでも出来ますし、なおかつ、低価格帯でサービスを提供することによってフィットネス人口を増やせるんじゃないかという考えのもとスタートしました。

 ―どうしてフィットネス、体を動かすことに着目されたのでしょうか?

僕たちの会社は、「世界中の人々に最高の資産(心と体)を届ける」ということをビジョンに掲げていますが、何かにチャレンジすることで毎日が楽しくなったり、ポジティブになれたりする、人々の生活を変えていくような事業が出来たらと思いました。フィットネスをすることによって明るく楽しく過ごせる人々が増えてほしいと思っています。

ビリーズブートキャンプで実感した広報戦略

令和版ビリーズブートキャンプ ―2021年、「令和版 ビリーズブートキャンプ」をリリースされたことで、2日間で約7000人が入隊したとお聞きしました。すごい数ですね!御社の広報戦略を教えて頂けますか?

 戦略というと難しく聞こえますが、やはり魅力的なコンテンツ作りが重要だと思っています。「令和版 ビリーズブートキャンプ」についても、日本で一番知られているインストラクターって誰だろうとスタッフと食事をしながら話していた時にビリーさんの名前が出たことがきっかけです。
インストラクターさんのカリスマ性や影響力もユーザーの興味関心にとても紐づくので、どんなコンテンツが今人気なのか、ヨガやピラティスなどどういったジャンルが継続につながるのかということをレッスンの視聴データなども活かしながら考えています。
僕らの強みはコンテンツ作りなので、日本で1番のフィットネストレンドを追いかけて、海外で流行しているものや新しいメソッドをどんどん取り入れて伝えていくということをやっています。

―これからの御社の広報・PRに期待することはどんなことでしょうか。

 「令和版 ビリーズブートキャンプ」を発表しますというプレスリリースをしたところ、ありがたいことにテレビや雑誌など60程のメディアに取り上げて頂いたんです。
しかし、そのブームや効果も最初の月がピークで徐々に減っていきました。LEAN BODYは認知度がまだまだ低いので、テレビや雑誌への掲載など認知度をさらに高めていきたいと思っています。広報をきっかけとしたコンテンツやプロダクトの新規開発など、そのような文脈作りがとても重要だというふうに考えているので、今後はそういったところに力を注いでいきたいです。

―御社の商品・サービスはインストラクターさんのインフルエンスも一躍買っているということですね。

 ★女子アナメディア局からの一言アドバイス!
文脈作り…ナラティブで世界や日本のフィットネスを掘り下げていくと、それが新しいコンテンツ企画のヒントになるかもしれませんね!

ランチ代が無料?!チームの結束力向上のためのコミュニケーション

―スタッフの皆さんの平均年齢は28歳だそうですね。チームワークを向上させるためにされていることはありますか?

コミュニケーションや雑談をすごく大事にしています。仕事のミーティングだけだとなかなか聞きづらい部分もあると思うので、ランチ会や毎月1on1ミーティングを社員全員としています。
困っていることや不安なことはないかという仕事の悩みを必ず聞くようにしていますし、人生相談や恋愛相談なんかもあるんですよ。様々なトークテーマでたくさん話をして、LEAN BODYが自分の居場所だと思ってもらえるとすごく嬉しいなと思っているので、コミュニケーションはたくさん取るようにしていますね。

―会社を円滑にしていく、コミュニケーションが取れていることが売り上げに繋がることもあると思いますが、社員間でのコミュニケーションの取り方は何か工夫されていますか?

ランチ代の支援をしています。メンバー同士がいくとランチ代がタダになるんですよ。週の半分はリモートでもう半分を出社にしていて、午前中は通勤のラッシュを避けたいので出社を13時からにしてるんですが、みんなランチに行きたいからか、お昼前に集まってきてランチに行くというのは結構多いですね。

―とてもいい取り組みですね。コミュニケーションも取れますし、社員の方々のモチベーションもあがりますね。

新サービスで攻める!ゴリエのぺこりエクササイズ!

―2021年12月27日にローンチしたばかりのコンテンツがあるとお聞きしましたが?
そうなんです。バラエティ番組『ワンナイR&R』の人気キャラクターゴリエさんを起用したフィットネスプログラム『ゴリエのぺこりエクササイズ』の独占配信を始めました!
7種類のエクササイズを入れていて、その中にチアダンスもあればエアロビとかウエイトトレーニング・二の腕とヒップ、腹筋とかっていうものとか、あとキックボクササイズとかを入れ込んだ7つのレッスンを今回作ってますね。
ゴリエのぺこりエクササイズ

ー私はワンナイ世代なので、すごく気になりますし、同世代の女性にも刺さりそうです! 

―そんな御社がこれから目指すものはなんでしょうか?

LEAN BODYが運営するサービスに一生の間のどこかのタイミングで触れられるような、様々なタッチポイントを作っていきたいと思っています。
今は25歳から40代の女性向けなんですが、例えば、子ども達向けの運動エクササイズやラジオ体操などを作って小学校でレッスンを行うとか、働く男性やシニア向けのコンテンツを作りたいです。また、運動だけじゃなく、マインドフルネスのような「心の健康」を支えるようなプロダクトなども今後作りたいと考えています。

―楽しみにしています。ありがとうございました!

中山善貴社長プロフィール

■株式会社LEAN BODY 代表取締役 中山善貴
leanbody中山善貴代表取締役

三重県出身の28歳。地元の石油会社に勤めたのち上京。日本は海外に比べてジムの数が少なく値段も高いことに疑問を感じ、もっと気軽にフィットネスが出来る環境を整えたいと、22歳という若さでフィットネス動画のオンラインサービスを行う株式会社LEANBODYを設立した。コロナ禍でリリースした「令和版 ビリーズブートキャンプ」は、ステイホームで体を動かす機会が減った多くの人々に支持され、2日間で7000人が入隊する大ヒットを記録。

アナウンサー紹介

岡山県岡山市出身。東京の大学を卒業後、地元のNHK岡山放送局で昼前の情報番組や夕方のニュースのリポーターなどを4年間務める。その後フリーとなり、地元の民放局のリポーター、地域のイベントや式典、トークショーや結婚式の司会を多数経験。2018年に気象予報士の資格を取得し、現在は子育てをしながら、気象の仕事に就くことを目標に勉強中。