埼玉県に住んでいながら、小川町にはこの日が初上陸でした。‘和紙のふるさと’である小川町。1300年も前から和紙づくりが行われているそうです。土産店には様々な色・形の和紙が並んでいました。
見渡す限りの自然と、静かに流れる綺麗な川。この豊富な資源を活かし、和紙の他にも絹や建具、酒造などの伝統産業があります。京都に似た景観があることなどから『武蔵の小京都』とも呼ばれています。
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【埼玉県小川町】全身藁まみれ!築120年・古民家の土壁づくりに挑戦
目次
2021.07.16
元NHK鹿児島放送局キャスターで埼玉県在住の村上留奈です。今回は埼玉県‘小川町’で参加したワークショップ体験記をお届けします。全身が藁だらけになった、素敵な1日の記録です。
埼玉県小川町に初上陸!
築120年の古民家を見学
今回の目的は、古民家の土壁に使う土をつくること。築120年という古民家の壁です。これはこれで風情がありますね!ここに土を塗り込んで、綺麗な土壁を作るそうです。もちろん私、土壁用の土づくりは初めてです。
全身藁まみれに!
まずは、大量の藁を10センチくらいに切ります。色んな方に藁を譲っていただいたということで、まっすぐな藁もあれば、ロープになっている藁、一枚の布のように編んである藁もありました。一つ一つほどきながら、沢山の人の協力がこの日の作業に繋がっているんだなと実感しました。
藁の香りに包まれて、藁を切る音を聞いて、見事に全身藁まみれに!
混ぜて踏んで…まるで泥遊び
次は大量に出来た細かい藁を、約1トンある土の上に投入。大量の水も入れて混ぜます。すべての材料を、裸足になって踏んだり、手でこねたりしてグジャグジャにします。これを数週間寝かせるそうです。土壁の土づくり、この日の作業はここまででした。
県内外の‘土づくり仲間’との出会い
土づくりには小川町の方々だけでなく、東京や神奈川からも沢山の方が参加されていました。遠くからでも駆けつけて、大自然の中で一緒に土を作る。こんな集まりが定期的にあるということで、素敵な繋がりだなと思いました。
藁と土と水をグシャグシャに混ぜたものが、どんな綺麗な土壁になるのか楽しみです。大自然と絆を、体いっぱいに感じた1日でした。
元NHK鹿児島キャスター。自分のYouTubeチャンネルを開設し、鹿児島県本土“全市町村”の紹介動画を撮影・編集して投稿。地域の魅力を探して情熱的に伝えることが得意。NHKでは取材・構成、動画編集、リポーター、ニュースキャスター、ラジオパーソナリティ、ナレーターなど幅広く経験。生放送番組を盛り上げたり、動画に合ったナレーションの声を模索したりすることが大好き。