2020.06.13
みなさんこんにちは!
あなたのピンチをチャンスに変えるフリーアナウンサーの山部朱里です。
趣味は断捨離と簡単料理!二人の男の子を育てています。
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上毛かるたとは
上毛かるたは、1947年(昭和22年)に発行された群馬を代表する郷土かるたで、約70年の歴史があります。
群馬の名所や群馬出身の著名人などが札になっていて44枚あります。
「上毛」とは群馬の古称です。
ちなみに群馬県の地元の新聞は「上毛新聞」です!
群馬では上毛かるたの競技大会も実施されていて、毎年1月〜2月がそのシーズンになります。
県内の子どもたちは冬休みを利用して練習に励むため、群馬県民なら誰でも暗記しているのです。
今では上毛かるたを通じて群馬の素晴らしさを知ってもらおうと、大人の上毛かるた日本一を決める大会も東京で行われています。
どんな札があるの?
【ち】力あわせる二百万
これは群馬県の人口を詠んだ札です。
上毛かるたがつくられた昭和22年の群馬県の人口は約160万だったため当初は二百万ではなく百六十万だったそうです。
人口増加に伴い、今では二百万となっています。
年齢や性別を問わず、助け合い協力して心をひとつにしてほしいという願いが込められた札です。
【ら】雷と空風義理人情
上州名物のからっ風と雷、そして人情に厚く義理堅いという県民性を詠んだ札です。
上州名物のからっ風は、冬から春にかけて北関東に吹きます。
私は群馬テレビのアナウンサー試験のときに味わいました。
冷たくてパワーのあるからっ風に吹かれ、外にいることが我慢できず、近くのカフェに慌てて入ったことを思い出します。
また、世界遺産の富岡製糸場を詠んだ札もあります。
【に】日本で最初の富岡製糸
上毛かるたの札になっている名所が世界遺産に選ばれて、上毛かるたをつくった方たちは予想していたのかな?と思うくらい、歴史上欠かせない場所や人がうまく選出されています。
上毛かるたを代表する札は【つ】
【つ】つる舞う形の群馬県
群馬県の形を詠んだ札です。
上毛かるた競技では、同点の場合この「つ」の札を持っている方が勝ちというルールがあるくらい上毛かるたを代表する札なのです。
群馬県は明治9年に現在の鶴が舞う形になりました。
この札には、戦後の悲しみに負けず夢と希望を持って鶴のように羽ばたいてほしいという願いもこめられているそうです。
いかがでしたか?
群馬の魅力と郷土を想う県民の群馬愛が詰まった「上毛かるた」。
もし周りに群馬出身の方がいらっしゃったら、
【つ】!
と呼びかけてみると、しっかり答えてくれるかもしれませんよ!