女子アナ47、マリン部マリヌスの多賀祐子です。先日石川県で、「世界へ旅する絵本ボート」 というプロジェクトのスピンオフイベントが開催されました。プロジェクトの目的やイベントの様子をお伝えします。
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よんなな プロジェクト
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世界へ旅する絵本ボート 絵本で育む海への思い【マリヌス航海日誌】
目次
2022.11.22
世界へ旅する絵本ボートとは
「世界へ旅する絵本ボート」は、海を未来へ引き継ぐために、海を通して⼈と⼈とをつなぐ活動を推進する 「海と⽇本PROJECT」の⼀環として、今年の夏より石川県内でスタートしたものです。普段から海を身近に感じている石川県の子どもたちに、絵本を通して
「自分たちの身近な海は、世界とつながる海でも あるんだ!」
と感じてもらい、世界中で起きる海洋問題を他人事とせず、身近な問題として考える機会をつくると共に、自分たちの想いや考えを世界へ届け、世界の人々と一緒に「海」を考えるコミュニケーションを築き上げていくことを目指しています。
せかいこども海会議でマイアクションを宣言
今年の夏には、県内4つの図書館で海の絵本展やおはなし会が開催されました。また水中写真家・ふるみ きゅうさんや外国人ゲストを招いた「せかいこども海会議」が開催され、参加した小学生たちは、グループごとに分かれて、自分がこれから海のためにできることを話し合い、海を守るための「マイ アクション」を宣言したそうです。
来年1月には、ひとつのオリジナル絵本を完成させ、海外の姉妹都市へ寄贈し、石川県の子どもたちの「マイ アクション」を世界へ届ける予定です。
海の絵本の朗読会を開催
私が携わったのは、このプロジェクトのスピンオフイベントとして、小松市内のショッピングモールで開催された「 海の絵本の朗読会」です。世界へ旅する絵本ボートが選書した海の絵本の中からセレクトしたのは、「うみのむこうは」 「アンデルセンの絵本 人魚ひめ」 「ヤマネコとアザラシちょうさだん」 の3冊です。
「うみのむこうは」は、ユニークな挿絵を楽しみながら読みたい1冊です。この子はどんな表情をしている?この動物、おもしろいね!など、宝探しのような感覚で読むと子どもたちは夢中になるかもしれません。
「人魚ひめ」は、知っている方も多い名作ですね。でも、訳によっては違った表現もあるので、読み比べてみるのもいいですね。海の奥深くの世界を想像するのはもちろん、幸せってなんだろう?と考えさせられる深いテーマが描かれています。
「ヤマネコとアザラシちょうさだん」 は登場人物のセリフが多いので、声を変えて読むととても盛り上がりました!私のアザラシの鳴き声を真似してくれるお子さんもいましたよ。海のゴミ問題を扱った絵本で、海や浜辺にゴミがあるとなぜ困るのかを、幼児や小学校低学年にも分かりやすく伝え、考えてもらうことができる一冊です。
海を守るためにできること
私たちが住む石川県には、いつだってきれいな海が身近にあり、レジャーや食、観光と、その恩恵を受けています。でも、本当にきれいなのかな、海に変化はないかな、10年後、50年後と守り続けるにはどうしたらいいのかな、海の向こうはどんなかな、と考えるには、海に出向かずとも、本で学べることもたくさんありますよね。美しい海で思いっきり遊べる日に向けて、ぜひ、海にまつわる絵本を手にとり、海のためにできること「マイアクション」を、子どもも大人も考えてみてはいかがでしょうか。
9年間務めた金沢ケーブルでは、生放送の情報番組や通販番組のMCを担当。自社制作アニメ番組の主題歌を歌うなど歌手デビューも。石川県内すべての民放局とNHKの番組でリポーターを経験。企業動画やCMナレーションが得意でこれまで180作以上を担当。芸能プロダクションで発声滑舌レッスンの指導、親子のコミュニケーション力を高めるマザーズコーチングスクールのマザーズティーチャー、表現力を磨くファミリースピーチアカデミーの講師、お菓子教室の先生など講師業にも力を入れている。2児の母で小学校PTA会長。