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朝ドラ「ちむどんどん」使用バス停復活!?ロケ地・名護市天仁屋ってどんな場所?【沖縄県】

目次

 名護市に2021年に移住した、池田麻里子です!12月10日、NHK朝ドラ「ちむどんどん」のロケ地となった名護市天仁屋(てにや)にて、ドラマ内で実際に使用されたバス停の場所にバス停の看板とベンチのレプリカが設置され、お披露目式が行われたので取材してきました!

「ちむどんどん」で使用されたバス停がロケ地に復活!?

 レプリカのバス停とベンチは今後常設となるのですが、そもそも皆さん、天仁屋という場所をご存知でしょうか!?
「名護市東海岸の活性化につながるきっかけの一つになれば。」
と天仁屋区眞喜屋實浩区長はおっしゃるのですが、なかなか沖縄に何度も観光に訪れたことのある方でも、足を伸ばさない場所かと思います。

12月なのに日差しが強くて暑いので、娘と私は半袖です。

沖縄県名護市天仁屋ってどんな場所?

 朝ドラのロケ地となった天仁屋は、現在人口が70世帯116名という地域。2歳から104歳までが暮らしています。主な産業は農業で、サトウキビやかぼちゃ、オクラやアデカヤシ、ゴーヤーなどを中心に多種に渡り栽培されています。沖縄県北部の私が住んでいる名護市内でも、東海岸沿いの高台にあり、絶景を望むことができます。一部では「天空の里」と呼ぶ人もいるんだそうです。

天仁屋区民の皆様

天仁屋はロケ地の聖地!?

 今回はNHK朝ドラ「ちむどんどん」のロケ地としてのPRの一環でのバス停とベンチの設置となりましたが、実は「カムイ外伝」や「相棒-劇場版Ⅲ-」「涙そうそう」などなど、数々の名画やドラマのロケ地となっている名所でもあるんです。ご存知でしたか??映画を振り返ると、「ここが天仁屋かな!?」という場面があると思います。また上記の映画を鑑賞されることがあれば、ぜひロケ地に注目してみてくださいね♪

川と海がちょうど入り混じる河口で水遊びもできますよ。「カムイ外伝」などのロケ地となった絶景の天仁屋ビーチにて、追いかけっこをする主人と娘!

ロケ地としての天仁屋の今後の課題

 数々の名画のロケ地となってきた天仁屋ですが、過去の作品においては、特にロケ地としての事後PRや記念となるものを遺してきませんでした。それゆえに、天仁屋の認知度はとても低いという状況です。しかし、「ちむどんどん」の放送で、天仁屋のロケ地がどこにあるのか、なんと海外からも問い合わせがあるほどの反響だったということで、今回こそは何かを遺そうと、ドラマ内で使用されたバス停とベンチをロケ地跡に設置したということです。少しでも観光地として沖縄中南部や県外の方達も記念に立ち寄れる場所となるよう、という天仁屋区民を中心とした皆の思いが込められています。観光客に足を伸ばしてもらう施策をどうするかがこれからの課題です。

ちむどんどんバス停復活!レプリカ設置記念式典

 さて、式典には、名護市金城秀郎副市長や同観光協会比嘉重史事務局長らも駆けつけ、砂を一人ずつスコップで掬い、バス停の最後の固定作業を終わらせました。この砂は、名護市東海岸の二見という場所以北の川や海の砂をブレンドしたものというこだわりで、二見以北発展への願いが込められています。
「北部に観光に訪れた際にはぜひ立ち寄っていただき、絶景を望むこの場所で幸せな気持ちになって帰ってほしい」
と眞喜屋区長はおっしゃっていました。

現在、バス停の周りは背の高いサトウキビ畑が広がり風に揺れていますが、2023年2月以降に順次刈り取られる予定。「ちむどんどん」の中で見られた絶景も背後に現れるということです。
沖縄へお越しの際には、ぜひ北部東海岸にも足を伸ばして、素晴らしい自然に身を委ね、絶景に放心し、癒されてほしいと心から私もオススメします!!

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