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よんなな プロジェクト

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地方局で働くアナウンサーはカメラマンにもなる!?

目次

■群馬テレビアナウンサーの山部朱里です。

私は群馬テレビで3年間アナウンサーとして働いていました。報道部に所属し、毎日取材で県内をまわっていました。

まず群馬テレビは独立局といわれるテレビ局で、独立局は全国に13局存在します。自主制作番組の比率が高く、私もいくつか担当していました。群馬県内のニュースを中心に伝えるので、より地元に寄り添って県民の生活に関連するニュースの取材が多かったです。

取材では記者とカメラマンの2人で取材現場に向かいます。

あれ?アナウンサーは?と思ったあなた。

そうです。アナウンサーは記者業務も行うのです。

ということは、現場でリポートする場合、なにを伝えるのか取材して原稿を書き・立ち位置も決めて、タイムキーパーをしながら、ディレクター業務も行います。

 

■職業病?アナウンサーの仕事をしている視点から見る他局の仕事

先日とあるイベントの司会を担当したときのこと、地方でしたがキー局の系列局の中継がもうすぐはじまるというところを見学することができました。ぞろぞろと同じTシャツを着たスタッフが何人も目の前を通り過ぎます。ディレクターらしき男性とADらしき男性を含めたスタッフ5人ほどが中継の流れを確認します。

そのあとアナウンサーが最初の立ち位置の確認、説明する内容、体験、感想、最後の告知などの流れを行い、カメラマンやディレクターからアドバイスを受けて立ち位置を修正するなどしていました。

いざ本番。

あれ?アナウンサーが見えない。

見えないくらい周りのスタッフが多い。

アナウンサー、ディレクター、AD、カメラマン、カメラマンのアシスタント、音声さん、タイムキーパーさん、カンペ持つ人、、ほかにもあと3人ほど。キー局の系列局の中継はこんなに多くの人が携わっているのだと驚きました。そしてふと、群馬テレビでアナウンサーをしていた頃のことを思い出したのです。

私、カメラマンもやっていたのだよなと。

 

■群馬テレビでアナウンサー兼記者兼ディレクターたまにカメラマンもします山部朱里です。

プロのカメラマンが使うカメラを使ったことはありませんし、同じくらいの仕事をしていたわけではありません。

ほんのすこしだけ、小さいカメラを回し、その映像がニュースで使われたときの嬉しさは今でも覚えています。

先輩のアナウンサーさんは、一人でカメラを回しながら取材もして原稿も書いて編集もしていたりと、なんでも一人で行っていましたよ。

わたしは夜のニュース番組のキャスターを担当していたので、自分が取材に行って原稿を書いたニュースを自分で読める嬉しさや達成感も味わえました。

アナウンサーだけでなく、記者やディレクター、カメラマンの仕事もすることで、カメラマンさんがキレイに撮ってくれたあの映像をどんな言葉で表現しよう、ディレクターさんが考えてくれたこの中継の内容をどんなふうにみんなでおもしろく伝えよう、などといったアナウンサー以外の仕事の視点にたって考えられたような気がします。

今でもテレビ番組でニュースを見たり聞いたりするときには、「あーこの映像カメラマンさん撮影するの大変だったろうな」とか「いまの原稿わかりやすかったな」などとふと思うときがあります。

地方局のアナウンサーはカメラマンにもなる?

堂々と答えられます。YESです!

※写真はニュース番組のキャスターを担当するときの写真です。

アナウンサー紹介

キャッチコピーは「あなたのピンチをチャンスに変える!」。テレビ・ラジオ・インターネットの報道からバラエティまで様々な番組の伝え手経験が強み。東京都出身。大学を卒業後、コミュニティFMで生中継のリポーターやパーソナリティー、ワンマンDJを担当。またweb生放送の進行役も数多く経験。視聴者の質問やコメントなどをリアルタイムで紹介して番組を進行するなどラジオの経験を活かし双方向を意識した進行を得意とする。その後群馬テレビの局アナになり報道キャスター・記者を経験しフリーに。ニッポン放送やインターネットの番組でも活動している。どんなピンチもチャンスに変える努力をしてきました。生放送の瞬発力は任せてください。最近は「売れるトーク術」を武器に講師業にも力をいれています。2人の子どもを育てながらママアナウンサーとして読み聞かせイベントなども行っています。我が子への読み聞かせは1万回以上。幼児食アドバイザーの資格を持ち簡単料理が得意。料理をしながらの鼻歌は昭和歌謡。あなたの気持ちに寄り添って言葉を添えられる伝え手でありたいと思っています。