東京2020オリンピック聖火リレートーチが、我が家にやってきました!長さは71センチ、重さは1.2キロ。桜がモチーフになっており、桜ゴールドが上品な輝きをはなっています。アルミ製で、素材には、東日本大震災の復興仮設住宅のアルミ建築廃材が約30%再利用されています。
大きな役目を終えた建材が、こうして平和と希望のシンボルとして生まれ変わっているのは感慨深いですね。
ちなみにこのトーチ、1時間の降水量が50mm以上の雨や、風速17m/秒以上の風でも炎が燃え続ける構造になっているそう。どんなレベルかというと、50mmの雨というのはバケツをひっくり返したように降る状態。風速17m/秒以上の風というのは、風に向かって歩けず、転倒する危険もある台風並みの強風をいいます。そのような悪天候にも耐え、炎を守ることができるとは、なんともたくましいトーチですよね。
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【石川県】聖火リレートーチを貸し出し?!
目次
2021.06.17
CMナレーションの女王を目指し日々マイクと向き合っている、石川県在住の多賀祐子です。2020年はスポーツディレクターとしても活動し、本来であれば取材していたはずの東京オリンピック。今年、無事に開催されることを願うばかりです。
さて、全国各地で聖火リレーや代替イベントが開かれていますが、そこで使われた聖火リレートーチが、なんと我が家にやってきました!今回は石川県で開かれた代替イベントや、我が家に飾られているトーチについてご紹介します。
東京2020オリンピックの聖火リレートーチ
石川県は『トーチキス』で聖火点火セレモニー
このトーチを掲げて走る聖火リレーですが、石川県では公道での走行を全て中止しました。代わりに、走らずに聖火を受け渡す『トーチキス』が、5月31日、6月1日の2日間開催されました。新型コロナウィルスの感染拡大防止対策として無観客での開催となり、トーチキスの模様はオンラインで配信されました。
実は私の家族が聖火ランナーに選ばれており、初日に参加しました。この日は104人のランナーが、福井県から引き継いだ聖火をつなぎました。五輪開催の是非をめぐって賛否両論が渦巻く中、複雑な思いを抱えながら迎えた当日。ステージ上でどんな気持ちだったか尋ねたところ、
「いざ聖火を受け取ったら、57年ぶりの自国開催をなんとか成功させたいという思いが強くなった」
と話していました。
聖火ランナーは、特権としてトーチを購入することができます。私の家族はスポンサー枠での出場だったのですが、ありがたいことに我が家でトーチを預かることになった、というわけなんです。
ミニ聖火リレーで触れ合う
本来なら多くの歓声を浴びるはずだったトーチも、静かな家に飾られているだけでは不本意なはず。ということで、小学4年の息子が所属するサッカークラブの練習に持っていき、子どもたちに触れてもらうことにしました。
「すげー!めっちゃきれい!」
「わあ、見た目は重そうなのに意外と軽い!」
「高そう!いくらで買えるん?」
と、矢継ぎ早に質問する子どもたち。私も含め皆、炎が灯されたトーチの姿を間近で見ることが叶わなかったため、どうやって火がつくのかを一生懸命想像していました。せっかくなので、グラウンドでミニ聖火リレーにも挑戦!
みんな大盛り上がりで、聖火ランナー気分を味わっていました。ひょっとすると、この中からいつかオリンピックで活躍するアスリートが誕生するかもしれません。
自国開催という実感がなかなかわかないまま過ごしていますが、この経験を機に、東京オリンピックに込められた思いや聖火リレーの意味など、子どもと話してみようと思いました。せっかくいただいた聖火リレートーチは、通っている学校に貸し出しするなど、しっかり役立てていきますよ!
9年間務めた金沢ケーブルでは、生放送の情報番組や通販番組のMCを担当。自社制作アニメ番組の主題歌を歌うなど歌手デビューも。石川県内すべての民放局とNHKの番組でリポーターを経験。企業動画やCMナレーションが得意でこれまで180作以上を担当。芸能プロダクションで発声滑舌レッスンの指導、親子のコミュニケーション力を高めるマザーズコーチングスクールのマザーズティーチャー、表現力を磨くファミリースピーチアカデミーの講師、お菓子教室の先生など講師業にも力を入れている。2児の母で小学校PTA会長。